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台湾南部で震度6弱、27人負傷し家屋倒壊や工場火災も…原発には被害なし

読売新聞 / 2025年1月21日 10時19分

台湾総統府

 【台北=園田将嗣】台湾の中央気象局によると、21日午前0時17分(日本時間午前1時17分)頃、台湾南部・嘉義県を震源とする地震があり、同県で最大震度6弱を観測した。震源の深さは9・7キロ・メートル、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6・4と推定される。消防当局によると、27人が負傷した。

 南部・台南市と高雄市で震度5弱、東部・花蓮県で震度4、北部・台北市で震度2を観測するなど、広い範囲で揺れを感じた。

 この地震で家屋の倒壊や天井が落ちるなどの被害があったほか、印刷工場で火災が起きた。原子力発電所に被害は出ていないという。

 嘉義県を中心とした台湾南部では、最大震度4の余震が相次いでいる。中央気象局によると、3日以内に震度5以上の余震が発生する可能性があるとして、注意を呼びかけている。

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