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富山の県立高でテストの「点数と氏名」を教室内に誤って掲示、生徒1人が「ショックを受けた」

読売新聞 / 2025年1月21日 15時15分

富山県

 富山県教育委員会は20日、県立高2年の1クラスで、「生物基礎」の課題テストの点数と、生徒の氏名の一覧が誤って教室内に掲示され、閲覧可能になっていたと発表した。個人情報の流出は確認されていないという。

 発表によると、このクラス担任の20歳代男性教諭は14日午前9時50分頃、生徒の氏名とテストの点数、課題の提出状況が分かる一覧表を、点数は書かれていないと思い込み、教室内の黒板に貼りだした。午後3時半頃、生徒が「点数が掲示されている」と会話しているのを男性教諭が聞き、撤去した。

 一覧は、生物基礎担当の50歳代女性教諭が、課題の提出状況の把握に役立ててもらおうと作成。10日に男性教諭に説明や手渡しをせず、職員室内にある担任用の棚に入れた。

 女性教諭は過去にも同様の一覧を作成したが、その際は男性教諭に説明の上、手渡ししていた。今回は勤務時間内に男性教諭に直接渡せなかったため、棚に入れたという。

 同高ではテストの答案や成績について、答案を回収してから生徒に返却されるまでの手順を図式化し、個人情報の扱いを再度、周知した。生徒にアンケートを実施したところ、1人が点数が貼り出されていることにショックを受けていることが分かり、今後は面談などを通じてケアをしていくという。

 県教委は県立高の校長が集まる会合で、学校が個人情報が集まる場所であること、教員間のコミュニケーションを密にすることなどを伝えた。

 県教委県立高校課の土肥恵一課長は、「生徒ならびに保護者の皆さまには多大なご迷惑、ご心配をおかけし心よりおわび申し上げる」と謝罪した。

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