インスタグラム、日本でも「ティーンアカウント」…１日１時間で利用中止促す通知

メタのロゴ＝ロイター

　【シリコンバレー＝小林泰裕】米メタ（旧フェイスブック）は２１日、傘下のＳＮＳインスタグラムで、日本の１３～１７歳の利用者を対象に「ティーンアカウント」を導入すると発表した。有害な情報から未成年者を守り、ＳＮＳへの依存を軽減させることが目的だという。

　ティーンアカウントではアカウントの初期設定が「非公開」となり、フォローしていない相手に投稿を見られることがなくなる。いじめにつながる暴力的な表現や性的な画像、過度なダイエットを促すものなど、不適切な内容を含んだ投稿の表示も自動的に制限する。

　また、１日あたりの利用時間が１時間を超えると、アプリの利用を中止するよう促す通知が届き、午後１０時～午前７時はメッセージなどが届いても通知が表示されなくなる。１６歳未満の利用者は、保護者の承認がなければ、これらの制限を緩める設定変更ができない。

　インスタグラムは、１２歳以下はアカウントを作れない。メタは米国や欧州では昨年からティーンアカウントを導入しており、今後、インスタ以外の傘下ＳＮＳでも採用していくという。