山梨・笛吹市の山火事、３日たっても鎮火せず…これまでに４３ｈａ焼く

消火活動を行う自衛隊ヘリ（２１日、山梨県笛吹市で）＝加藤慧撮影

　山梨県笛吹市で１８日、山林火災が発生し、３日たった２１日も鎮火していない。消防などは２２日も早朝から活動にあたる予定。

　現場は同市と甲府市の境にある大蔵経寺山。消防などによると、２１日は消防隊員ら約２００人が地上で消火活動にあたり、自衛隊や近県のヘリコプター計７機が散水を行った。午後５時時点で山林約４３ヘクタールが焼けたが、けが人や建物被害は確認されていない。甲府地方気象台によると、今後数日間は、甲府地区でまとまった雨の予報はないという。

　この日は、長崎幸太郎知事も現地を視察。その後の定例記者会見で、「避難体制や避難方法の再点検を市町村と進め、必要な物資や人的応援について協議したい」と話した。