高校総体スケート１５００ｍ、１年の関口綾野が「７０点」でも優勝…１０００で２冠目指す

女子１５００メートルで優勝した小海・関口綾野選手＝大金史典撮影

　冬の全国高校総体（インターハイ＝全国高体連など主催、読売新聞社共催）は２１日、横浜市でフィギュアスケート選手権大会の女子予選Ｂ組と男子予選、盛岡市でスピードスケート選手権大会の男女１５００メートルと５００メートル、男子１万メートル、北海道苫小牧市でアイスホッケー選手権大会の１回戦が行われた。

　長野県勢は、スピードスケート女子１５００メートルで小海の関口綾野選手（１年）が優勝し、東京都市大塩尻の三井こころ選手（１年）が３位だった。男子１万メートルでは小海の佐々木泰雅選手（１年）が１位、市長野の雨宮伊吹選手（３年）が３位。男子１５００メートルは野沢北の黒沢慎吾選手（３年）が５位に入った。女子５００メートルでは小海の仲野六花選手（２年）が６位、東京都市大塩尻の村山夏愛選手（１年）が７位だった。アイスホッケーでは軽井沢が光泉カトリック（滋賀）に敗れた。

関口「１０００も優勝狙う」

　女子１５００メートルで優勝した関口綾野選手は「６０、７０点くらい」と厳しい表情でレースを振り返った。目標タイムは２分６秒だったが、慣れない屋外リンクで吹き付ける風にも戸惑って思うように伸びなかった。２周目に失速し「足に負担がかかり、動かなかった」。

　大会では個人２冠に挑戦する。ただ、１０００メートルには強力なライバルが待ち構える。「気持ちを抜かず、優勝を目指したい」。入学以来ウェートトレーニングに注力してきた。その成果を見せるつもりだ。

◇…スピードスケート…◇
▽男子１５００メートル　〈５〉黒沢（野沢北）１分５９秒７４
▽男子１万メートル　〈１〉佐々木泰雅（小海）１３分５５秒７３〈３〉雨宮（市長野）１４分４４秒０５〈７〉山崎（佐久長聖）１４分５９秒４４〈８〉太田（岡谷南）１５分８秒５７
▽女子５００メートル　〈６〉仲野（小海）４２秒２４〈７〉村山（東京都市大塩尻）４２秒３２
▽女子１５００メートル　〈１〉関口綾野（小海）２分８秒２０〈３〉三井（東京都市大塩尻）２分１１秒９８〈５〉野明（諏訪清陵）２分１３秒８７〈６〉由井（小海）２分１４秒４１〈７〉吉沢（地球環境）２分１５秒００〈８〉宮川（市長野）２分１６秒３９