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デジタルを「正式な教科書」と提示…文部科学省、紙とデジタルの「選択制」も検討求める

読売新聞 / 2025年1月22日 1時12分

 文部科学省は21日、中央教育審議会のデジタル教科書推進ワーキンググループ(作業部会)に、デジタル教科書を「正式な教科書」として位置づけることを盛り込んだ論点を提示した。紙とデジタルのどちらを使うかを各教育委員会が決める「選択制」についても検討を求めた。

 作業部会は2月にも中間報告をまとめる見通し。2026年度までに制度改正し、次期学習指導要領に基づく授業が始まる30年度からの導入を想定している。

 デジタル教科書は、紙の教科書と同じ内容をデジタル化したもので、学習用端末を使って見ることができる。文科省は「当面は紙と併用」するとしている。

 論点では、〈1〉デジタル教科書の位置づけを紙の教科書の「代替教材」から正式な教科書に見直し、教科書検定や無償給与の対象とする〈2〉紙かデジタルかを各教委が選択する〈3〉紙とデジタルを合わせた「ハイブリッド」な形態の教科書を認める――ことなどを挙げた。

 文科省はハイブリッドのイメージとして、紙の部分に英語の長文を載せ、デジタル部分に英語の音声や辞書を載せることなどを例示した。

 デジタル教科書を巡っては、学習効果や健康への懸念が指摘されている。文科省は今後、中教審の審議過程で広く意見を募ることを検討している。

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