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トランプ大統領、就任式でバイデン氏批判…バイデン氏はほとんど拍手せずハリス氏はこわばった表情

読売新聞 / 2025年1月22日 7時14分

バイデン氏=AP

 【ワシントン=淵上隆悠】トランプ米大統領の20日の就任式は、厳しい寒さを受けて40年ぶりの屋内開催となった。出席者には外国首脳も含まれ、「トランプカラー」も目立った。

 就任式の舞台となった連邦議会議事堂の「ロタンダ(円形大広間)」には、米国の独立革命を描いた絵がかけられ、ジョージ・ワシントンなど歴代大統領の銅像が並ぶ。今月上旬にジミー・カーター元大統領のひつぎが置かれたその空間に、この日は「USA」のコールがこだました。

 平和的な権力移譲や融和の象徴として、大統領就任式には前任者が出席するのが伝統だ。4年前、トランプ氏は拒否したが、20日はバイデン前大統領が出席した。トランプ氏は敬意を見せることなく、演説で「国内の単純な危機さえ管理できない」などと批判を浴びせ続けた。バイデン氏は足を組み、ほとんど拍手もすることなく聞いていた。昨年11月の大統領選でトランプ氏に敗れたハリス前副大統領は、こわばった表情でただ座っていた。

 米国の大統領就任式は、各国の駐米大使を招待するのが通例とされてきたが、トランプ氏はイタリアのメローニ首相やアルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領ら右派の首脳を招待した。実現しなかったが、当初は中国の習近平シージンピン国家主席にも参加を呼びかけた。関係者はCNNに対し、「トランプ氏は就任式を世界に向けた式典にしたかった」と語った。

 トランプ氏は巨大IT企業のトップらを閣僚候補たちよりも自身に近い「特等席」に案内した。米政治専門紙ザ・ヒルは露骨な優遇について「共和、民主両党の議員が憤慨している」と指摘した。

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