トランプ大統領の脱退表明、WHOは「遺憾」…「数え切れないほどの命を救った」と再考求める
読売新聞 / 2025年1月22日 10時8分
【ダボス(スイス東部)=船越翔】米国のトランプ大統領が世界保健機関(WHO)からの脱退を表明したことを受け、WHOは21日、トランプ氏の決定は「遺憾」だとして再考を求める声明を発表した。今後、米国と協議を行う意向も明らかにした。
声明では「WHOと米国は数え切れないほどの命を救い、米国民と世界の人々を健康上の脅威から守ってきた」と指摘。その上で「米国が考え直すことを願っている。(再考に向けた)建設的な協議を期待している」と強調した。
ロイター通信によると、ドイツのカール・ラウターバッハ保健相も21日、「世界的な健康問題への取り組みに打撃を与える。我々はトランプ氏が再考するよう説得する」と述べた。
トランプ氏は20日にWHOからの脱退手続きを進める大統領令に署名した。米国はWHOへの最大の資金拠出国で、脱退すれば世界の感染症対策に影響を及ぼすとの懸念が強まっている。
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