ゼレンスキー大統領「最低20万人必要」…欧州各国からウクライナへの平和維持部隊派遣構想
読売新聞 / 2025年1月22日 10時17分
【ダボス(スイス東部)=船越翔】ロイター通信によると、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は21日、ロシアによる侵略の停戦構想として浮上している欧州各国によるウクライナへの平和維持部隊の派遣について、「最低20万人は必要だ」との見方を示した。訪問先のスイス・ダボスで記者団に語った。
平和維持部隊の派遣構想は、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟を当面先送りする代わりに、欧州の有志国からウクライナの「停戦ライン」に部隊を送り、停戦後のロシアによる再侵略を抑止する狙いがある。
ゼレンスキー氏はこれまでも部隊の駐留に前向きな姿勢を示していたが、具体的な兵士の数に言及したのは初めてとみられる。報道によると、20万人は仏軍全体と同等の規模という。
ゼレンスキー氏は、米国のトランプ大統領との会談に向け準備を進めていることも明らかにした。ダボスで開催中の世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)での演説で、「世界のほとんどの国がトランプ氏がどのように戦争を終わらせるつもりなのかを考えている」とも述べ、トランプ氏の動向を注視していると強調した。
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