ラッパー「ムートン」を覚醒剤使用容疑で逮捕…アパート敷地内を徘徊「現実か妄想なのかわからない」

警視庁

　覚醒剤を使用したとして、警視庁牛込署が「ＭＵ―ＴＯＮ（ムートン）」の名前で活動するラッパーの男（３０）（住所不詳）を覚醒剤取締法違反（使用）容疑で逮捕していたことが、同署幹部への取材でわかった。逮捕は２０日。

　同署幹部によると、男は今月上旬～１６日、東京都内や福島県内で覚醒剤を使用した疑い。調べに「覚醒剤を使ったかわからない。自分の見えている世界が現実か妄想なのかわからない」などと容疑を否認している。

　男は今月１６日、新宿区内のアパート敷地内を徘徊（はいかい）。目撃者の１１０番で駆け付けた署員が職務質問し、尿検査を実施したところ、覚醒剤の陽性反応が出た。同署が覚醒剤の入手経路を調べる。

　男は即興でラップを競う「ＭＣバトル」の大会で優勝するなどしていた。