共通テスト、初めて出題の「情報Ｉ」平均点は７３・１０点…中間集計

会場で試験開始を待つ受験生たち（１８日午前、福岡市西区の九州大伊都キャンパスで）＝浦上太介撮影

　大学入試センターは２２日、今月１８、１９日に実施された大学入学共通テストの平均点の中間集計を発表した。２０２２年度からの高校学習指導要領に基づき、初めて出題された科目「情報Ｉ」は７３・１０点と高めだった。

　主な新科目の平均点は、「歴史総合、日本史探究」が５９・１１点、「公共、政治・経済」が６５・６９点、「数学２、Ｂ、Ｃ」が５６・６９点など。今回は旧課程で学んだ浪人生向けの科目も出題され、「旧情報」は７４・０８点だった。

　物理基礎は、過去最低の２６・０４点（５０点満点）だった。

　得点調整は、選択科目間で平均点に２０点以上の差が生じた場合などに検討される。現時点では２０点以上の差はなく、行われない見通し。得点調整の有無は２４日に発表される。

　体調不良や事故などによる追試験（２５、２６日）の対象者は９９２人。試験監督の指示ミスなどによる再試験の希望者は５４人だった。