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エボラなど危険な病原体扱うBSL4施設、長崎大を正式指定へ…閣議決定

読売新聞 / 2025年1月22日 20時33分

医療ニュース

 エボラウイルスなど危険な病原体を扱うために長崎大が建設した「高度安全実験(BSL4)施設」について、政府は病原体の管理者として同大を指定できるようにした政令改正案を閣議決定した。

 決定は21日付で、月内にも長崎大が正式に指定される。予防法や治療法の開発目的で研究が行えるBSL4施設は国内初となる。

 BSL4施設は、天然痘ウイルスなど危険性が最高ランクとされる病原体を扱うことを想定し、職員の感染防止や病原体の流出防護など高度な安全対策が施されている。政令改正にあたっては厚生労働省が安全対策などを確認し、昨年、同大の指定を認めた。実際に危険な病原体を同大に移送するには、改めて厚労相の承認などが必要になる。

 すでにBSL4施設として稼働している国立感染症研究所村山庁舎(東京都武蔵村山市)は、地元との合意で患者の診断や治療の目的に特化している。

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