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中国の昨年の新車販売、3143万台で過去最多…EVやPHVなど「新エネ車」が4割に

読売新聞 / 2025年1月23日 7時44分

 【北京=山下福太郎】2024年の中国の新車販売(輸出を含む)は、新エネルギー車が好調で、2年続けて過去最高を突破した。ただ、国内で景気低迷が続くほか、海外では中国製電気自動車(EV)への関税包囲網が形成されており、25年以降は拡大にブレーキがかかる可能性もある。

 中国自動車工業協会によると、24年の新車販売台数は前年比4・5%増の3143万台だった。このうちEVやプラグインハイブリッド車(PHV)などの新エネ車は35・5%増の1286万台と、初めて1000万台を超え、全体に占める割合も4割に達した。

 中国では新エネ車のうちEVの販売が大部分を占めてきたが、近年は、エンジンを積み、外部電源からも充電できるPHVへの移行が進んでいる。24年のEV販売の伸び率は2割以下だったが、PHVは8割超の伸びを記録した。

 新車販売のうち中国国内分は2557万台と1・6%増にとどまった。景気が低迷する中、政府は購入補助金を出したが、効果は限定的だった。一方で輸出分は19・3%増の585万台と全体を引っ張った。

 同協会は、25年の新車販売台数を24年比4・7%増の3290万台と見込み、輸出も5・8%増の620万台と予想する。だが欧州連合(EU)は昨年、中国製EVに追加関税を課しており、輸出には逆風だ。日系の自動車メーカー関係者は「トランプ新政権による米中対立が激化すれば、中国国内の景気がさらに低迷し、販売にも影響しかねない」と懸念する。

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