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久保颯大が1000も制し2冠、高木姉妹を輩出した名門クラブの猛練習で世界トップレベルに

読売新聞 / 2025年1月23日 5時0分

男子1000メートルで優勝した白樺学園・久保颯大選手

 冬の全国高校総体(インターハイ=全国高体連など主催、読売新聞社共催)は22日、横浜市でフィギュアスケート選手権大会の男女決勝、盛岡市でスピードスケート選手権大会の男女1000メートルと女子3000メートル、男子5000メートル、北海道苫小牧市でアイスホッケー選手権大会の2回戦が行われた。

 北海道勢は、アイスホッケーで優勝候補の駒大苫小牧、武修館がそれぞれ快勝し、準々決勝進出を決めた。スピードスケート男子1000メートルで白樺学園の久保颯大選手(2年)が優勝、宮坂大地選手(3年)が2位と活躍した。女子1000メートルでは帯広三条の奥秋静子選手(2年)が2位、山田怜歩選手(3年)が3位となった。男子5000メートルは白樺学園の堀川雄大選手(2年)が3位、女子3000メートルは帯広三条の小島楓選手(3年)が3位に入った。フィギュア女子は駒大苫小牧の岩本愛子選手(1年)が14位だった。

祖父の教えを胸に

 目の前にはまだ、相手の背中があった。優勝をかけた一戦――、「勝ちたい」。ゴールまで残り半周に迫ったバックストレート、気持ちで足を動かした。100分の22秒差で先着。前日の1500メートルと合わせ、初の全国タイトル2冠に輝いた。

 4、5歳の頃、祖父の正寿さんが指導する幕別町のクラブ「KSC」で競技を始めた。五輪メダリスト高木菜那、美帆姉妹らを輩出した名門の指導は厳格で、過酷な練習が長時間に及んだ。「競技が嫌いで、やめてやろうと思っていた」

 転機は中学の頃。「ここまで続けたから」と、ジュニアスピードスケートクラブに入った。質を求める練習に楽しさを感じ、「速くなりたい」と、競技に向き合うようになった。世代トップレベルの実力をつけ、昨年のユース五輪で銅メダルを獲得した。

 「今の自分があるのは、あの頃があったから」。この日のレースの最後に出た粘り強さは当時の過酷な練習のたまものだと感じている。祖父の教えを胸に世界を見据える。(小林晴紀)

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