キユーピー、高月齢向け離乳食「すまいるカップ」終了へ 「大事件じゃありませんか」惜しむ声でX騒然

キユーピーの「すまいるカップ」公式サイトより

キユーピー（東京都渋谷区）が、カップ容器入りベビーフード「すまいるカップ」シリーズ全15品を2025年3月に製造終了する。公式サイトで発表されるとXでも情報が拡散し、利用者の間で衝撃が広がっている。

「広い容器口で、自分で食べたい赤ちゃんも応援します」

「すまいるカップ」シリーズは食事が1日3回になる高月齢の子ども向けで、14年に発売し、21年にリニューアルした。容器変更をはじめ、内容量を120グラムから130グラムに増量するとともに、当初は参考小売価格を20円引き下げていた（現在は税込み270円）。

9か月頃からは「野菜とまぐろの炊き込みごはん」など5種、12か月頃からは「牛すき焼き丼」など7種、1歳4か月頃からは「野菜たっぷりミートスパゲティ」など3種を展開。だしや素材のうま味を生かした「おうちで作る離乳食のような味わい」をうたい、電子レンジで加熱できるうえ「広い容器口で、自分で食べたい赤ちゃんも応援します」とも宣伝している。

公式サイトでは25年1月下旬までに「2025年 春の製造終了商品」が発表され、その中に同シリーズも並んだ。同社は「長い間のご愛顧ありがとうございました」と伝えている。

Xで情報が拡散されると、「これは...大事件じゃありませんか」「出先でも重宝してたから悲しい」「パウチだと量が少ないし食べづらいしって時に最高だったのに」「絶対自分で食べたがるからカップに入ってるしお手頃価格だし愛用してたのに」「これ息子大好きなんだが！！」「めちゃ助けられてたからショック...」などとユーザーの悲鳴が相次いでいる。

終了理由は明かされておらず、キユーピーはJ-CASTニュースの取材に回答を控えるとした。