従業員の男性に暴行、練馬の建設会社社長らを容疑で逮捕…男性は２日後に死亡

警視庁

　従業員の男性を暴行してけがをさせたとして、警視庁は２３日、東京都練馬区、建設会社社長の男（６４）、台東区、同社元従業員の男（６０）を傷害容疑で逮捕したと発表した。男性は事件後に死亡しており、同庁は司法解剖して詳しい死因を調べる。

　発表によると、２人は１９日午前２時半頃、練馬区豊玉北の神社境内で、同区貫井の同社従業員成海貴司さん（５０）の顔や頭に殴る蹴るの暴行を加えて、全治不明のけがを負わせた疑い。逮捕は２１、２２日。

　成海さんが住むアパートの管理会社から１９日昼前、「建物の壁に血が付いている」と１１０番があり、警察官が部屋を訪問。対応した成海さんは顔から血を流しており、病院に搬送されたが、２１日午前に死亡した。搬送時には「階段から落ちた」と説明したという。

　成海さんは１８日夕から、神社近くの居酒屋で知人と酒を飲んでいたが、事件直前に来店した社長の男らと一緒に店を出ていた。