ソニー、録画用ブルーレイディスクの生産終了…録音用ＭＤやビデオカメラ用カセットテープも

ソニー

　ソニーグループは２３日、録画用ブルーレイディスク（ＢＤ）や録音用ミニディスク（ＭＤ）などの生産を２月で終了すると発表した。記録容量が大きいハードディスクドライブ（ＨＤＤ）の利用拡大に加え、動画や音楽の配信サービスも普及し、販売が低迷していた。

　データ記録用のＭＤやビデオカメラで使うカセットテープも生産を終える。法人向けは、２月まで在庫を増やし、販売を当面継続する。家庭向けは店頭の在庫がなくなり次第、販売終了となる。

　生産終了となる製品を作る宮城県の開発・生産拠点では、２５０人規模の希望退職を実施している。

　今後は、データセンター向けの記録用磁気テープなど、成長が期待できる関連製品に注力する方針だ。４月には、記録メディアの開発・生産に関わる子会社を１社に集約するという。