ウクライナ新体操選手団が高崎で４度目合宿…「いつも暖かく歓迎してくださって感謝」と演技披露会

華麗なリボンの演技を見せるウクライナの新体操選手ら

　ロシアからの侵略を受けるウクライナの新体操選手団が２３日、合宿中の群馬県高崎市の高崎アリーナで演技披露会を行った。

　パリ五輪代表のタイシア・オノフリチュク選手をはじめとした選手団は、フープやリボンなどで優美な演技を披露し、観衆の拍手を浴びていた。現在、各選手は２０２５年から採用される新ルールに向けた対応などに励んでいるという。

　イリーナ・デルギナ・ヘッドコーチは「新体操をもっと好きになっていただけたらうれしい。再度（高崎で）練習できることになり、いつも暖かく歓迎してくださって感謝しています」と市民らにあいさつした。

　ウクライナではスポーツ施設の多くが破壊され、安心して練習できる環境づくりは難しい。高崎市は、東京五輪で海外チームの事前合宿を受け入れた経験を生かして２２年秋からアリーナを拠点として選手団を受け入れ、今回が４度目。

　選手１８人とコーチやスタッフなど１６人の計３４人は、今月１３日から２月１５日まで滞在し、市内のチームとの合同練習などを行っている。２月８、９日にはアリーナでの「高崎シルクカップ」に参加する予定という。