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トヨタ、2025年の世界生産992万台を計画…HVの販売拡大で過去最高の23年に次ぐ高水準

読売新聞 / 2025年1月24日 5時0分

トヨタ自動車本社

 トヨタ自動車は2025年の世界生産計画を992万台とする方針を固めた。過去最高を記録した23年(1003万台)に次ぐ高水準となる。量産に必要な認証「型式指定」を巡る不正で落ち込んだ生産を回復させ、強みを持つハイブリッド車(HV)の販売拡大を図る。

 一部の取引先に通知した。トヨタは販売台数で世界首位で、国内外に巨大なサプライチェーン(供給網)を抱える。部品メーカーなどはトヨタの生産計画を目安に、原材料の調達や業績見通しの立案をするため、影響が大きい。

 生産の内訳は、国内で337万台、海外で655万台とする。国内では雇用維持や技術継承のために「年間300万台」を目安としており、これを上回る水準とする。海外ではHVが好調な北米や欧州で生産増をにらむ。26年の世界生産は1040万台程度、27年は1070万台程度と見込む。

 高水準の生産を計画するのは、HVが好調なためだ。北米や欧州で電気自動車(EV)の販売が減速する一方、トヨタのHVの世界販売は前年比2割増で推移する。米国のトランプ大統領はバイデン前政権が推進したEV普及策の撤回を表明しており、HVの追い風になるとみられる。

 トヨタの世界生産は、コロナ禍の20年に790万台に落ち込んだ。その後は回復し、半導体不足が緩和された23年には1003万台を生産した。24年は認証不正に伴う一部生産停止などの影響で、1000万台を下回る公算が大きい。

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