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苦戦続きの伊藤有希が苦手な蔵王でのジャンプに手応え、日本勢最高の7位…高梨沙羅は11位

読売新聞 / 2025年1月24日 20時42分

7位となった伊藤有希の1回目の飛躍(24日)=大石健登撮影

 ノルディックスキー・ワールドカップ(W杯)ジャンプ女子蔵王大会第1日は24日、山形アリオンテック蔵王シャンツェ(HS102メートル、K点95メートル)で個人第12戦が行われ、伊藤有希(土屋ホーム)が1回目に89メートル50、2回目に93メートルを飛び、合計197・4点で日本勢最高の7位に入った。高梨沙羅(クラレ)は11位、勢藤優花(オカモトグループ)と一戸くる実(CHINTAI)が20位。ニカ・プレブツ(スロベニア)が220・1点で今季5勝目を挙げた。

「やっと面白くなってきたかなって感じ」

 苦戦が続いていた伊藤が、久々に前向きな言葉を口にした。「ちょっときっかけをつかめた。やっと面白くなってきたかなって感じ」。得意ではない蔵王で安定したジャンプをそろえ、今季自身初の1桁となる7位に入った。

 課題だったアプローチの滑りに手応えがあった。これまでは重心が後ろに傾いて飛び出しに力が伝わらず、飛距離が出なかった。89メートル50の6位で折り返した2回目に93メートルに伸ばし、表彰台争いに絡んだ。「滑りが良くなれば順位に表れる。方向性は間違ってない」と自信を得た。

 昨年11月の開幕以降、10位が最高と苦しい状況が続いた。前日の予選後に語った自己採点は「(100点中)10点」だった。ところが、この日の本戦前の試技で全体2位の100メートルを飛んだ。そこで「これは使えるかも」という好感触があった。

 伊藤は前向きな言葉を続けた。「スキージャンプは、かみ合い始めればどんどんかみ合ってくる競技。そこに期待しながら、自分にも期待して、今後も調整を続けたい」。照準を合わせる世界選手権(2月下旬開幕)に向け、ようやく視界が開けてきた。(福井浩介)

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