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25人の部員同士が意見を出し合い練習メニューや目標設定…横浜清陵初のセンバツ、神奈川の公立校で28年ぶり

読売新聞 / 2025年1月26日 11時56分

21世紀枠で初出場を決めた横浜清陵の選手たち(24日、横浜市南区で)

 24日に発表された第97回選抜高校野球大会(3月18日から13日間)の出場校に、神奈川県内から横浜(横浜市金沢区)と21世紀枠で横浜清陵(同市南区)が選ばれた。横浜は6年ぶり17回目の出場で、横浜清陵は春夏通じて初めての甲子園に挑む。21世紀枠で県内から選出されたのは初めてで、公立高校の出場は1997年の横浜商以来、28年ぶりとなる。(金子祥子、山崎永麗南)

 県で初めてとなる21世紀枠の切符をつかんだ横浜清陵。練習グラウンドはほかの運動部と共有で、使用時間にも制限がある中、生徒主体のチーム作りをしている点などが評価された。ポジションや打撃データなどでリーダーを決め、25人の部員同士が意見を出し合って目標や練習メニューを決めている。

 強豪校ひしめき合う県大会では、3回戦までに敗退することが多かったが、昨秋は県立高校で唯一のベスト8に進出。準々決勝では、夏の甲子園出場校の東海大相模と熱戦を繰り広げた。

 県高野連の熊藪茂紀さんは、「甲子園出場を目指す公立校の大きな励みになる。普段通りの野球を甲子園でもやってきてほしい」とエールを送った。

 この日、校長室で動画配信を見守った野原慎太郎監督らは、出場決定に「ええ?」と驚きの表情を見せ、すぐに選手のもとに駆けつけた。山口修司校長から「選ばれました」と報告された選手は、努めて平静さを装った様子。報道陣から胴上げなどを求められても、「自分たちはそういうチームではないので」と、すぐに練習に戻った。山本康太主将(2年)は「率直にうれしい」としつつも、「体力作りなど甲子園までにやるべきことがたくさんある。一日一日を大切にする」と気を引き締めていた。

 同校は1974年に清水ヶ丘として開校。2017年に単位制による全日制の普通科高校として今の校名となった。卒業生には、女優の斉藤由貴さんなどがいる。

◇横浜清陵の過去3年の県大会の成績

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