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亀田大毅氏、井上尚弥「防衛戦」に私見 世界11位キムと「なんで試合をやるのか?」「プラスがひとつもない」

J-CASTニュース / 2025年1月24日 11時43分

亀田大毅氏、井上尚弥「防衛戦」に私見 世界11位キムと「なんで試合をやるのか?」「プラスがひとつもない」

井上VSキム(トップランク社インスタグラムより)

プロボクシングの元世界2階級制覇王者・亀田大毅氏(36)が、2025年1月23日にユーチューブを更新し、スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋、31)の防衛戦に関して私見を述べた。

「なんでこの試合をやるのかなと思う」

井上は24日に、東京・有明アリーナでWBO同級11位キム・イェジョン(韓国、32)を相手に防衛戦を行う。

当初、WBO・IBF同級1位サム・グッドマン(オーストラリア、26)との対戦を予定していたが、グッドマンが左目上を負傷し出場を辞退。これにより、試合の13日前に急きょキムが挑戦者に選ばれた。

キムの戦績は、21勝(13KO)2敗2分で、井上の28勝(25KO)無敗と比べると、見劣りするのは否めない。これまで世界タイトル戦の経験はなく、地域タイトル戦がキャリア最大の試合だ。

亀田氏は対戦相手がグッドマンからキムに変更となった流れを説明した上で、次のように持論を展開した。

「いっぱいいろんな意見があると思うが、(対戦相手変更は)仕方がない。仕方がないけど、代替選手がキム・イェジョン選手。ランキングはどうでもよいが、(井上は)この階級でまず敵がいない。(サム)グッドマンがこようが、(ムロジョン)アフマダリエフがこようが、正直敵じゃない。それで、この相手(キム)になった。なんでこの試合をやるのかなと思う」

「キムは他の日本人ボクサーにもやられるレベル」

現役時代、フライ級とスーパーフライ級の2階級を制し、8度の世界戦を行った亀田氏。現役引退後はKWORLD3ボクシングジムの会長として多くの興行に関わっていることから、井上が世界戦を中止せずに代替選手と試合を行う「意図」を、こう推測しつつ私見を述べた。

「おそらく(井上は)アンダーカード(前座)のことを思っている。例えば、井上選手が試合すらやりませんとなったら、アンダーカードの人たちがいる。でも、井上選手のことを考えたら、やらない方がいい。絶対にやらない方がいい。プラスがひとつもない」

このように亀田氏が、キム戦は「プラスがひとつもない」と主張する理由を、次のように説明した。

「例えば、キム・イェジョン選手にジャブ一発もらっても『えっ?』て。4ラウンドいったとしても『えっ?』て、なるレベル。キム・イェジョン選手が悪いのではなく、キム・イェジョン選手は他の日本人ボクサーにもやられるレベル。(キム・イェジョンは)日本人との対戦成績はいいですけど。だからなんでここやるんだろうと」

スポーツ紙の報道によると、キムはこれまで日本人選手と7度対戦して全勝だという。「日本人キラー」が、「モンスター」を苦しめることができるのか。井上の25年初戦に注目が集まる。

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