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死亡した前兵庫県議への「批判」投稿、辞職後の12月以降に「擁護」の8倍…13アカウントの発信転載が半数

読売新聞 / 2025年1月25日 9時25分

 死亡した兵庫県の竹内英明・前県議(50)に関する投稿はSNS上でどのように広がったのか。東京大の鳥海不二夫教授(計算社会科学)は、昨年1月から竹内氏が亡くなった今月18日までのX(旧ツイッター)上の関連投稿約18万件を分析した。その結果、63%にあたる約11万4000件が批判的な投稿で、擁護する投稿(29%、約5万3000件)の2倍以上に上っていた。

 関連投稿は昨年10~11月の兵庫県知事選前後に増え、批判が多かったものの、擁護も一定数あった。しかし、その後擁護は激減し、12月以降で見ると批判が擁護の8倍超と大きく上回っていた。竹内氏が11月18日に辞職した後、攻撃にさらされ続けていた状況が浮かぶ。

 また、批判投稿全体の半数は、わずか13アカウントによる発信が転載されたものだった。

 鳥海氏は「ネット上の『メディアが伝えない真実』の中には偽・誤情報が含まれている。利用者自身が真偽を見極め、発信・拡散する際に慎重さを持つ必要性が高まっている」と指摘している。

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