1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

対中強硬派のルビオ氏「米国民第一の米中関係を追求」、王毅氏「正当な発展の権利は守る」…米中外相が電話会談

読売新聞 / 2025年1月25日 11時26分

中国の王毅外相(左)と米国のルビオ国務長官=ロイター

 【ワシントン=向井ゆう子、北京=吉永亜希子】米国のルビオ国務長官と中国の王毅ワンイー外相(共産党政治局員)は24日、電話会談を行った。米中両政府が発表した。20日の第2次トランプ政権発足後、米中外相が直接対話をするのは初めてとみられる。

 米国務省によると、ルビオ氏は会談で、「トランプ政権は米国の利益を促進し、米国民を第一に考える米中関係を追求していく」と伝えた。また、台湾や南シナ海における中国の覇権主義的な行動に深刻な懸念を表明した。

 一方、中国外務省によると、王氏は「正当な発展の権利は守っていく」と訴え、中国からの輸入品に追加関税をかけると発言し続けるトランプ氏をけん制。中国が「核心的利益の中の核心」と位置づける台湾について、米側に「慎重な対処」を要求し、「台湾を中国から分裂させることは決して許さない」と主張した。

 王氏は「双方は対話を維持し、相違を管理し、新時代において両国が良好な関係を築く道を探す必要がある」とも述べたといい、両氏は対話の継続を確認したものとみられる。

 ルビオ氏は、中国共産党に厳しい姿勢をとる対中強硬派として知られる。中国政府による少数民族ウイグル族に対する弾圧を批判し、2020年、中国から入国禁止の制裁を受けた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください