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米国防長官にヘグセス氏承認…共和党内にも適格性疑問の声、バンス副大統領の1票で決着

読売新聞 / 2025年1月25日 21時43分

ヘグセス氏=ロイター

 【ワシントン=阿部真司】米上院は24日、トランプ政権の国防長官に元保守系FOXニュース司会者のピート・ヘグセス氏を充てる人事案を採決した。賛成と反対がともに50票となり、上院議長を兼務するJ・D・バンス副大統領が賛成票を投じて承認された。

 米連邦議会史上、副大統領による投票で閣僚人事が承認されるのは第1次トランプ政権の2017年以来、2度目。定数100の上院の議席は共和党53、民主党系47で、採決では共和党の3人が反対に回った。憲法上の規定でバンス氏が投票に加わり、51票対50票の賛成多数となった。

 ヘグセス氏はアフガニスタンやイラクなどに駐留した経験があるが、政府や軍の要職に就いたことはない。トランプ大統領の指名発表後、過去に性的暴行を告発した女性に金銭を支払い和解していたことなどが明らかになり、共和党内からも適格性を疑問視する声が出ていたが、トランプ氏が全面的に支持した。否決されれば政権運営の痛手となる可能性があった。

 安全保障政策を巡り、ヘグセス氏はトランプ氏が掲げる「力による平和」を推進する方針だ。14日に開かれた上院委員会での指名承認公聴会では「友好国や同盟国と協力し、インド太平洋地域で中国の侵略を抑止する」と述べ、中国に対抗する考えを強調した。米国の核抑止力を強化する必要性を訴え、中国とロシアについては「核兵器の近代化と製造を急いでいる」との危機感を示した。

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