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W杯34勝目の高木美帆「勝利数より、どうやったらもっと速く滑れるか」…挑み続ける「限界」超え

読売新聞 / 2025年1月25日 13時45分

女子1000メートルで優勝し、表彰式で笑顔を見せる高木美帆(中央)(24日、カナダ・カルガリーで)=武藤要撮影

 【カルガリー(カナダ)=帯津智昭】24日に開幕したスピードスケートのワールドカップ(W杯)第3戦で、高木美帆(TOKIOインカラミ)が女子1000メートルを制し、W杯の個人種目で日本人最多タイの通算34勝目を挙げた。女子5000メートルの堀川桃香(富士急)は最下位の12位、男子1500メートルは野々村太陽(博慈会)の9位が日本勢最高だった。

 高木が大きな節目にたどり着いた。五輪金メダリストで、日本スピードスケート界を引っ張った清水宏保と小平奈緒に並ぶ日本勢最多の個人種目でのW杯通算34勝目。初勝利を挙げた2016年から9季目、30歳での到達だった。

 この記録の話題に話が及ぶと、「そういうの嫌いなんですよ。でも答えとしてはあまり興味ないというか……」と話しており、感慨はないのかもしれない。もちろん、そう答えてきたのには理由がある。今季は来年のミラノ・コルティナ五輪のプレシーズンでもあり、「勝つこと、勝利数を上げることよりも、どうやったらもっと速く滑れるかなということにすごく興味とか関心を持っている」。純粋に自らの限界を超えることに挑んでいたからだった。

 タイ記録にあと1勝と迫ってからも、「そんなに甘くないと思っている」と語っていた高木。勝利を積み上げても、慢心することのない姿勢は変わらない。(帯津智昭)

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