お台場エリアの公道で自動運転の実証実験…運転手同乗の「レベル２」、３０分前までの予約で無料

公道を走る自動運転車（東京都江東区で）

　トヨタ自動車やソフトバンクなどの共同出資会社「モネ・テクノロジーズ」は、東京・台場周辺の公道で自動運転車を使った移動サービスの実証実験を始めた。３月中旬まで一般の利用者に無料で提供する。事業化に向けたデータを集めることに加え、地域での認知や理解を高める狙い。

　乗降場所は、東京ビッグサイトや東京テレポート駅など４か所。乗車の３０分前までに、専用アプリで人数や時間、乗降場所を指定して予約する必要がある。

　トヨタのミニバン「シエナ」をベースに開発した自動運転車２台を、平日の午前１０時～午後４時に運行する。１台あたりの定員は、運転手を除いて５人。運転手が同乗する「レベル２」の自動運転で、記憶されたルートに従って走行する。

　モネの清水繁宏社長は説明会で「自動運転に対する社会の理解を醸成していきたい」と述べた。