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棋聖戦第2局、一力棋聖が88手目を封じて1日目終える…中央の戦い焦点に

読売新聞 / 2025年1月25日 19時30分

 囲碁界の最高位を争う第49期棋聖戦七番勝負(読売新聞社主催、特別協賛・サントリーホールディングス)、一力遼棋聖(27)と挑戦者・井山裕太王座(35)の第2局が25日午前9時、栃木県日光市のホテル「日光千姫物語」で始まり、午後5時30分、一力棋聖が88手目を封じて1日目を終えた。

 井山王座の先勝で迎えた本局。序盤は穏やかだったが、井山王座が上辺で策動し、黒が左上、白は右上でポイントを挙げる展開となった。一力棋聖は右辺で厳しく仕掛けると、井山王座も黒63と反発し、最強手の応酬で険しい戦いになった。一力棋聖は白86と中央の一団を補強して長期戦を目指す。難しい戦いが続く中で一力棋聖が封じた。

 解説の小山空也七段は「白はなるべくいい形で中央の一団を生きたい。右辺から右上の折衝が一段落すると、中央の戦いが焦点になりそうだ」と話している。

【1日目】封じ手まで1~87手

持ち時間各8時間白・一力4・04分黒・井山3・56分

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