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高木美帆、W杯勝利数日本人最多タイに「この年齢でも更新できていることは誇り」

読売新聞 / 2025年1月25日 23時1分

女子1000メートルで優勝した高木美帆(24日)=武藤要撮影

 【カルガリー(カナダ)=帯津智昭】スピードスケートのワールドカップ(W杯)第3戦は24日、カナダのカルガリーで始まり、女子1000メートルで高木美帆(TOKIOインカラミ)が1分13秒10で優勝した。W杯個人種目で清水宏保、小平奈緒に並ぶ日本人最多タイの通算34勝目を挙げた。佐藤綾乃(ANA)は9位。

 女子5000メートルの堀川桃香(富士急)は最下位の12位で、男子1500メートルの野々村太陽(博慈会)は9位だった。

 レース後、スタンドからの歓声に、高木は両手を上げて笑顔を見せた。2位に0秒36差をつけて、悠々と頂点に立った。自身にこだわりはなくても、周囲の話から、節目のW杯通算34勝目であることはわかっていた。「結局、私は1番になったんですか」。最多記録に並んだことを報道陣に確認した後、「勝利数がその先の結果の保証になるわけではないので、あくまで結果と受け取っている」。レースで一喜一憂することがほとんどない、いつもの高木らしい答えだった。

 15歳の中学3年生で初出場した2010年2月のバンクーバー五輪から、まもなく15年になる。16年12月に個人種目でのW杯初勝利を挙げ、今や30歳のベテランとなった。「この年齢でも、それ(W杯勝利数)を更新できていること自体には、素直に誇りに思っている自分もいる」とも語り、氷と向き合ってきた年月を思い返し、わずかながら感慨はあったようだ。

 「ただ、そこが私のゴールではない。それは(通過点の)一つという感じ」。25日には世界記録を持つ1500メートルがあり、日本人選手として単独最多勝利は目前に迫っている。前人未到の頂から見る景色は、高木に何をもたらすだろうか。(帯津智昭)

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