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ブツドリの写真表現を探究…来場者が「モノ」を撮影できるコーナーも、滋賀県立美術館で企画展

読売新聞 / 2025年1月27日 0時3分

撮影用に展示された「ブツドリ」コーナー(大津市で)

 モノの撮影をテーマに、写真の豊かな表現方法を探る企画展「ブツドリ‥モノをめぐる写真表現」が大津市の滋賀県立美術館で開かれている。文化財や商業ポスターなど写真家の作品や資料約220件を展示している。

 企画展では、明治政府が文化財保護のため、近畿地方で実施した仏像などの調査に同行した小川一眞(1860~1929年)が、廃仏毀釈はいぶつきしゃくで頭部などが破壊された仏像を記録した「唐招提寺 破損仏・鼓楼」や、土門拳(1909~1990年)らの作品が時代別に並び、作家性が高まっていく様子がうかがえる。

 現代作品では、様々なスポンジを組み合わせた鈴木崇のBAUシリーズなどがあり、多様な硬さ、密度で「かたち」とは何かを大胆に提示している。おなじみのウイスキーや焼酎の広告もある。

 来場者がブツドリできるコーナーも設けられ、照明つきのスクリーンの上で、カラフルなスポンジやアヒルのおもちゃなどを選び、ブツドリを楽しむことができる。同美術館の学芸員芦高郁子さんは「発展してきたブツドリに目を向けてほしい」と話した。

 3月23日まで。月曜休館(2月24日は開館、翌25日休館)。問い合わせは県立美術館(077・543・2111)。

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