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伊豆大島の遺棄容疑逮捕の男「遺体焼いて切断、海に捨てた」と供述…「見つかれば島で生きていけなくなる」

読売新聞 / 2025年1月26日 5時0分

移送される柳瀬宗達容疑者(24日午前、東京都大島町で)

 交際相手の女性の遺体を海岸に遺棄したなどとして、警視庁に死体遺棄容疑などで逮捕された東京都大島町(伊豆大島)の畳店経営、柳瀬宗達容疑者(45)が、「遺体が見つかれば、島で生きていけなくなると思って海に捨てた」と供述していることが、捜査関係者への取材でわかった。警視庁は女性が死亡した経緯についても調べている。

 柳瀬容疑者は昨年9月9日~10月23日、大島町で静岡県下田市の飲食店アルバイト従業員女性(当時37歳)の遺体を損壊し、島の海岸に捨てたとして、今月24日に逮捕された。

 捜査関係者によると、女性は昨年9月9日に静岡県熱海市から来島。同11日に柳瀬容疑者宅の通信機器を通じて、翌12日に都心に向かう船を予約したのを最後に足取りが途絶えた。警視庁はこの頃、女性が死亡したとみている。

 柳瀬容疑者はこれまでの調べに、女性が「自宅で死んでいた」と説明。遺体は布団にくるんで軽トラックに乗せ、約1キロ離れた畳を保管する小屋付近の空き地に運んだ後、「焼いて切断し、袋に入れて海に捨てた」と供述している。

 柳瀬容疑者は妻子と別居し、一人暮らしをしていた。約5年前に島内の飲食店で女性と知り合い、交際していたが、警視庁に2023年9月と昨年5月の計2回、交際を巡るトラブルについて相談していた。

 女性のスマートフォンや荷物は見つかっておらず、柳瀬容疑者は「ごみとして捨てた」と供述している。警視庁は証拠を隠滅しようとしたとみており、25日、柳瀬容疑者を死体遺棄と死体損壊の両容疑で東京地検に送検した。

 2人をよく知る島内の70歳代女性は、女性が失踪した後の昨年秋、柳瀬容疑者に、「あなたと『一緒に旅行に行く』と言ったきりいなくなったらしいけど、本人から連絡はなかったか」と尋ねたことがあった。柳瀬容疑者は「ないよ」と答えるだけだったという。この女性は、「宗達は幼い頃から優しくて、女性もよくしゃべる明るい子だった。ショックで夜も眠れない」と話していた。

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