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高木美帆、W杯「単独最多勝」お預けも表情明るく…「普通に楽しい」「ワクワクする」

読売新聞 / 2025年1月26日 20時32分

女子1500メートルで2位の高木美帆(左は優勝したヨーイ・ベーネ)(25日)=武藤要撮影

 【カルガリー(カナダ)=帯津智昭】スピードスケートのワールドカップ(W杯)第3戦は25日、カナダのカルガリーで第2日が行われ、女子1500メートルで世界記録保持者の高木美帆(TOKIOインカラミ)は1分51秒85で2位だった。W杯個人種目で日本人単独最多となる通算35勝目は持ち越しとなった。ヨーイ・ベーネ(オランダ)が優勝。男子1000メートルでは新濱立也(高崎健康福祉大職)が7位、小島良太(エムウェーブ)が9位。男子1万メートルで2022年北京五輪銅メダルのダビデ・ギオット(イタリア)が12分25秒69の世界新記録をマークした。

 得意の1500メートルで、高木が競り負けた。同組のベーネに1100メートルまでは勝っていたが、最終周で逆転を許した。0秒13差の2位。「もちろん悔しいですよ」。ただ、銀メダルを首にかけた高木の口調は、言葉とは裏腹に明るく、表情も生き生きとしていた。「自分がちょっといいレースができたと思った時に、相手もいいレースをして競れるのは普通に楽しい」

 タイムは、同じリンクで行われた昨年2月の世界距離別選手権でマークした1分52秒29よりも0秒44速かった。それだけでなく、自分自身、滑りに手応えを感じていた。「(今季は)ずっと1500メートルはしっくりこなかった。今日は、兆しというか、次にどういう道に進んでいきたいか、久々にそういう感覚を得られたレースだった」

 W杯個人種目での日本勢単独最多となる35勝目はならなかったが、「(競い合うことに)ワクワクするのは間違いない。自分の中でも、まだできることがありそうだなという感覚があるから、そう思っているのだと思う」。ライバルの滑りが、高木の気持ちに火をつけた。意味のある敗戦になったに違いない。(帯津智昭)

男子1000m、新濱は終盤に粘り

 ジョーダン・ストルツ(米)がリンク新記録で今季3連勝を飾った男子1000メートルで、1秒26差の1分7秒16で7位だった新濱。スタミナが切れて終盤に失速することが多いが、この日はしっかりと足が動き、「最後の400メートルだけで見れば、世界と同じぐらい戦えている」とまずまずの手応えがあった。最終日の500メートルが本命種目。「33秒台の戦いになると思う。そこに自分もしっかり参加できるように準備したい」と意気込んだ。

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