引退定期船「はまかぜ」の購入いかが？…老朽化で売却、オークションで１４０万円から入札

オークションに出品される「はまかぜ」（西尾市提供）

　愛知県西尾市は、一色港と離島・佐久島を結ぶ市営の定期船として活躍した船舶「はまかぜ」をインターネットオークションに出品し、２月に入札を行う。官公庁オークションに自治体の定期船だった船舶が出品されるのは珍しいという。

　はまかぜは全長１９．６メートル、総トン数１９トンの汽船で、旅客定員１１３人。２００１年４月に就航し、住民や観光客の交通手段として昨年１０月まで活躍した。老朽化し、新造船「第二はまかぜ」の運航が始まったため、売却する。

　利用するのは「ＫＳＩ官公庁オークション」で、はまかぜの最低入札価格は１４０万円に設定、入札参加申し込みは２月４日午後２時までで、入札期間は同月１８～２５日。ほかに園児送迎用マイクロバスや公用車も出品する。

　市資産経営課は「定期船としては引退したが、まだ使えるので、活用してもらいたい」としている。