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長野3人殺傷の凶器見つからず…捜査1課長が明かす「『絶対許さない』と不眠不休の捜査員もいた」

読売新聞 / 2025年1月27日 6時50分

記者会見する吉沢敏・県警刑事部長(中央)ら(26日、長野市で)=稲垣政則撮影

 長野市のJR長野駅前で起きた男女3人の死傷事件で、長野県警は26日、同市西尾張部、無職矢口雄資ゆうすけ容疑者(46)を、けがをした女性への殺人未遂容疑で逮捕し、記者会見を開いた。吉池正人・捜査1課長との主なやりとりは次の通り。

――認否と動機で明らかになっている部分は。

 「認否については黙秘している。動機は黙秘しているので、今後の捜査で明らかにする」

――捜査の重要なポイントや有力な手がかりは。

 「一番は防犯カメラの『リレー捜査』が重要な役割を果たした。フリーダイヤルも設置し、多くの情報が入った。そのようなものも合わせて検挙に至った」

――犯行前後の足取りは。

 「今後の捜査の関係もあるので今は差し控える」

――凶器は発見されているか。

 「今のところまだ見つかっていない」

――容疑者の様子は。

 「今のところ逮捕にも素直に応じている」

――被害者との面識の有無は。

 「面識はないものとみて捜査している」

――死亡した男性と重傷を負った男性についても容疑者の犯行とみているか。

 「その通りだ」

――いつから容疑者は捜査線上に浮上したか。

 「いつからというのは明かせないが、最初からということではない」

――近隣住民から「似ている人がいる」といった情報提供はあったか。

 「防犯カメラもだが、画像を公開し、情報提供も積み上げていった」

――現場には徒歩で来て、徒歩で逃走したか。

 「今のところそうみて捜査している」

――容疑者宅に踏み込んだ際の様子は。

 「踏み込んだ際は暴れるなどの状況はなかった」

――県警としてどのような思いで捜査してきたか。

 「いかに早く捕まえて安心を取り戻すかということで、『絶対許さない』と不眠不休の捜査員もいた。他都県警の応援も励みになり、捜査に集中でき士気も上がった」

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