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トミカ55周年コラボ「スズキジムニー」がガチ過ぎ 細部までこだわりぬいたデザイン

J-CASTニュース / 2025年1月26日 19時30分

トミカ55周年コラボ「スズキジムニー」がガチ過ぎ 細部までこだわりぬいたデザイン

トミカ55周年キービジュアル(画像はプレスリリースより)

トヨタ自動車、日産自動車、スズキなど自動車メーカー5社とタカラトミーがミニカー「トミカ」の誕生55周年を記念し、トヨタGRスープラ、日産フェアレディZ、スズキジムニーなどの特製トミカを今春から発売することになった。いずれも自動車メーカーで実車を担当するデザイナーが特製トミカを手掛ける。

55年の同級生のコラボ

スズキジムニーはトミカと同じ1970年のデビューで、「ともに55年を歩んだ同級生」としてコラボすることになった。

タカラトミーが「自動車メーカーコラボプロジェクト」と呼ぶこの企画に、スズキから参加したのは、同社商品企画本部四輪デザイン部エクステリア課のデザイナー、伊藤仁美さんだ。

伊藤さんは2015年にスズキに入社。普段はスズキでジムニーなどのエクステリアデザインを担当している。愛車もジムニーで「JA11型ジムニーに10年乗り続けている」という。

自ら手掛けた特製トミカのデザインについて、伊藤さんは「スズキのSマーク、トミカのロゴマーク、トミカ55周年ロゴに加え、歴代ジムニーをオマージュしたグラフィックなど、細部までこだわりを詰め込んだデザインにした」という。

スズキジムニーは1970年、軽自動車唯一の4輪駆動車(4WD)としてデビュー。当時、オフロード4WDの代名詞だった三菱ジープの小型(ミニ)版というイメージから、「ジムニー」と名付けられた。

デビュー当時のジムニーは排気量360ccだったが、軽量コンパクトなボディーを生かし、悪路走破性や登坂力は先輩格の三菱ジープを凌駕するほどだった。泥濘地では車体重量が重いジープがぬかるみにはまり、深く沈み込むのに対して、軽量なジムニーはぬかるみをものともせず、果敢に走り抜けることができた。

35度を登るジムニーの魅力

最大登坂力も当時の軽乗用車が25度前後だったのに、ジムニーは圧巻の35度。当時のカタログには山の急斜面を駆け上るジムニーの姿があった。

70年代初頭のテレビドラマ「太陽にほえろ!」(日本テレビ系)では、スズキがスポンサーだったこともあり、ジムニーが番組に登場。ショーケン(萩原健一)が東京・新宿のビル街で颯爽とジムニーをドライブし、人々に軽快なジムニーを印象づけた。

本格的なオフロード4WDを軽で実現したスズキは先見の明があった。三菱ジープなどに比べ、軽ゆえに燃費も維持費も安く、多くのユーザーの支持を受けたからだ。その後、三菱自動車からはパジェロミニというライバルが登場したが、ジムニー人気は衰えることがなかった。

そんなジムニーは発売以来、これまで4回のフルモデルチェンジを重ねるロングセラーとなった。スズキによると、これまで世界199カ国・地域で約350万台を販売したという。海外でジムニーは「スズキサムライ」として親しまれている。

大人が満足できるミニカー

一方、トミカは1970年、「日本初の手のひらサイズの国産車ダイキャスト製ミニカーシリーズ」として誕生した。「外国製のミニカーが全盛だった当時、日本の子どもたちに、もっと身近な国産車のミニカーで遊んでもらいたい」という思いから、企画したのだという。

もちろん、トミカは子どもたちだけのミニカーではなかった。「大人が満足できるミニカーを意識し、デザイン、品質はもちろん、精巧なディテールにこだわった。手のひらの上で、ちゃんとクルマに見える独自の黄金分割比で作った」という。今回の特製トミカも、もちろん大人向けだ。

1970年は大阪万博の年だ。あれから55年。ジムニーとトミカという「世代を超えたロングセラー商品」がコロボするのは、往年を知るファンにとってたまらないだろう。春の発売が待ち遠しい。

(ジャーナリスト 岩城諒)

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