1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

iPS細胞×遺伝子操作で新たな子宮頸がん免疫療法…順天堂大と東京科学大チームが治験開始

読売新聞 / 2025年1月27日 10時14分

医療

 従来の治療で効果が見込めない再発した子宮けいがん患者12人を対象に、iPS細胞(人工多能性幹細胞)と遺伝子操作技術を組み合わせた新しいがん免疫療法の治験を、順天堂大と東京科学大の研究チームが開始した。

 安藤美樹・順天堂大教授(血液内科)らのチームは、まず健康な人から免疫細胞「キラーT細胞」を採取し、iPS細胞を作製する。拒絶反応が起きないようゲノム編集技術で遺伝子を改変し、再びキラーT細胞に変化させる。こうして作った大量のキラーT細胞を患者に投与してがん細胞を死滅させるのが狙いだ。治験は順天堂医院(東京)で2028年末まで行う計画で、主に安全性を検証する。

 子宮頸がんは、国内で年間約3000人の女性が死亡している。進行したり再発したりすると、手術や放射線療法など従来の治療が効きにくくなる。キラーT細胞は患者の体内で数が少なく、再発・難治性のがんを治すには不十分だという。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください