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長野駅前3人殺傷、10都県警の警察官100人派遣は異例の対応…「見せる警戒」で不安払拭

読売新聞 / 2025年1月27日 11時38分

事件のあったバス停付近を警戒する警察官(1月24日午後、JR長野駅前で)=稲垣政則撮影

 警察庁は今回の事件を受け、警視庁など10都県警から警察官約100人とパトカー16台を現地に派遣する異例の対応を取った。

 昨年12月に北九州市で起きた中学生殺傷事件に続き、一般市民が無差別的に襲われた事件で、住民らに不安が広がったためだ。長野市内では多くの児童、生徒が登校を見合わせた。

 派遣部隊は事件発生翌日の23日には長野県入りし、現場となったJR長野駅前を中心に、周辺のパトロールや職務質問などの警戒活動にあたった。容疑者の逮捕を受け、部隊は順次、引き揚げたという。

 警察官の派遣は、自然災害や先進7か国首脳会議(G7サミット)などの警備で行われているが、殺人事件への対応としては極めて異例だ。警察庁は昨年、特殊詐欺の摘発のため全都道府県警が参加する「連合捜査班」を設置。首都圏など7都府県警に約500人の専従捜査員を置き、地方で起きた事件の捜査支援に当たる態勢を整備するなど、捜査の広域化も急いでいる。

 今回の対応について、警察庁幹部の一人は、「多くの警察官を投入した『見せる警戒』で、少しでも住民の不安を払拭ふっしょくしたかった」と振り返った。

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