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自律型生活支援ロボ・盲導犬に代わる「AIスーツケース」…大阪万博のプラン最終版概要が判明

読売新聞 / 2025年1月27日 15時0分

 政府が2025年大阪・関西万博でアピールする新技術や、開催に合わせて進める取り組みをまとめた行動計画「万博アクションプラン」最終版の概要が判明した。「未来社会」で活用を目指すロボットや翻訳技術、海外と自治体の国際交流事業などを盛り込んだ。政府の国際博覧会推進本部が今月中に正式決定する。

 最終版では、〈1〉未来社会の体験〈2〉日本の魅力発信〈3〉地方活性化――を3本柱とし、具体的な最新技術や13府省庁が連動して進める事業を並べた。新技術は万博内で展示するほか、来場者への応対や会場への交通手段などに使用される。

 「未来社会の体験」では、AI(人工知能)によって人間の動きを把握し、状況に応じた生活支援ができる自律型ロボットを展示するほか、会話を瞬時に30言語に翻訳するアプリをスタッフの来場者対応や会場案内、音声放送などの通訳用に幅広く使用していくとした。

 新技術としては、盲導犬に代わって視覚障害者を安全に目的地まで誘導する「AIスーツケース」の会場内での展示や、自動運転バスや空飛ぶクルマなどの会場内外での運行もこれまでに策定してきた行動計画で想定されてきたが、最終版でも採用された。

 近未来の医療体験ができる場として、世界最大級の医療・ヘルスケアの国際展示会を会場近くで開催することも新たに計画した。

 「日本の魅力発信」では、日本のアニメやマンガを紹介する「クールジャパンショーケース」を会場内で開催。「地方活性化」に向け、参加国・地域と日本全国の自治体が交流する「万博国際交流プログラム」(登録数16府県72市区町村)を実施し、地元産品の海外展開や人材交流を後押しする方針を掲げた。

 行動計画は21年12月に初版を策定し、約半年ごとに改訂してきた。4月13日の開幕を控え、今回が最終版となる。

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