大阪・貝塚で布テープで巻かれた男性遺体、知人の男を殺人容疑で再逮捕…飲食店経営巡りトラブルか

大阪府警察本部

　大阪府貝塚市の海岸で昨年１１月、男性の遺体が見つかった事件で、府警は２７日、男性の顔に布テープを巻き付けて窒息死させたとして、知人の飲食店経営、中村僚希（ともき）容疑者（２７）（大阪市中央区）を殺人容疑で再逮捕した。

　発表では、中村容疑者は昨年１０月２６日深夜から翌日午前の間、府内やその周辺でアルバイト従業員男性（２６）（同市西区）の口や鼻を布テープでふさぎ、窒息死させた疑い。府警は男性の血流が滞ってショック死したとみていたが、その後の鑑定で呼吸できずに死亡したと結論づけた。認否は明らかにしていない。

　府警によると、中村容疑者は男性と飲食店の共同経営を計画しており、これまでの調べに「物件契約の名義を巡り、トラブルになっていた」と供述したという。

　中村容疑者と別の男２人は昨年１２月～今年１月、男性を車で連れ去って監禁したとして、加害目的略取と監禁の両容疑で逮捕、起訴され、死体遺棄容疑で再逮捕されていた。大阪地検堺支部は２７日、中村容疑者を死体遺棄罪で起訴。他の２人は処分保留とした。