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兵庫県議会百条委、報告書とりまとめに向け非公開の協議会設置へ…2月定例会で公表目指す

読売新聞 / 2025年1月27日 21時44分

兵庫県庁

 兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラなどの疑惑を内部告発された問題で、県議会の百条委員会は27日、調査報告書のとりまとめに向け、非公開の協議会を設置することを決めた。報告書は2月定例議会(2月18日開会)の会期中の公表を目指す。

 この日の会合では、百条委が昨年8~12月に実施した証人尋問での証言や論点を整理した報告書の素案が委員に示された。

 協議会は百条委の全委員が出席し、とりまとめまで5回程度、会合を開く予定。証人尋問で一部の県職員は非公開を条件に証言しており、プライバシーに配慮しつつ、議論を円滑にするために設置する。これまで出た証言に基づいて事実認定を行った上で、パワハラに該当するかや、県の内部告発への対応の問題点などを議論。議事録は後日公開される。

 27日の百条委の冒頭では、18日に亡くなった元委員の竹内英明・前県議(50)を悼んで全委員が黙とうした。SNSでは竹内氏や他の委員を中傷する投稿が相次いでいる。

 また、昨年12月に百条委が非公開で実施していた県職員や県議への聞き取り調査結果が公表された。

 県は昨年5月、告発文書について「核心的な部分が事実でない」として、他の3件の不適切な行為と合わせ、告発者の男性職員(昨年7月に死亡)を停職3か月の懲戒処分とした。処分の手続きを進めた県綱紀委員会メンバーの職員は調査に対し、「(告発文書の件は)公益通報の調査結果を待って処分すればいい」と綱紀委員会で提案したが受け入れられなかった、と証言した。

 県議2人は調査に対し、男性職員の公用パソコンに保存されていた内容を前総務部長から伝えられたと証言。うち1人は昨年4月、前総務部長に会派の控室で資料を見せられ、「(告発文書は)信用に値するような文書ではない」と言われたとした。

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