ラリージャパン「乱入」、４２歳を威力業務妨害の疑いで逮捕

押収された容疑者のワゴン車（岐阜県警提供）

　昨年１１月に愛知、岐阜両県で開かれた自動車の世界ラリー選手権（ＷＲＣ）「ラリージャパン２０２４」で、無許可の一般車が岐阜県恵那市内のコースに進入した事件で、同県警は２８日、愛知県東海市、会社員の男（４２）を威力業務妨害の疑いで逮捕したと発表した。容疑を否認しているという。

　発表によると、男は昨年１１月２３日午前１０時半頃、恵那市山岡町で行われた同大会第１２ＳＳ（スペシャルステージ）で、立ち入り規制をしていた競技コースにワゴン車で進入して約６００メートルを逆走し、スタート地点に約１０分間とどまり続け、競技を妨害した疑い。

　事件の影響で、大会の実行委員会は、安全確保のために同ＳＳを途中で中止。県警に被害届を出していた。