日経平均株価、終値は５４８円安…「ディープシーク」ショックで米国製ＡＩの優位性に懸念

東京証券取引所

　２８日の東京株式市場で、日経平均株価（２２５種）の終値は、前日比５４８円９３銭安の３万９０１６円８７銭だった。３日連続で値下がりした。

　中国の新興ＡＩ（人工知能）開発企業「ディープシーク」による安価で高性能なＡＩモデルの台頭で、米国製ＡＩの優位性が揺らぐとの懸念が強まった。前日の米株式市場でＡＩ関連銘柄が下落すると、東京市場でも半導体関連のほか、電線や機械株なども値下がりした。日経平均の下落幅は一時６００円を超える場面もあった。

　東証株価指数（ＴＯＰＩＸ）は１・１７ポイント低い２７５６・９０。