1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

京アニ放火殺人・青葉真司被告、控訴取り下げで死刑判決が確定…弁護側「取材は受けない」

読売新聞 / 2025年1月28日 20時59分

青葉真司被告(2020年5月撮影)

 36人が犠牲になった2019年7月の京都アニメーション放火殺人事件で、殺人罪など五つの罪に問われ、1審・京都地裁の裁判員裁判で死刑判決を受けた青葉真司被告(46)が、控訴を取り下げたことが大阪高裁への取材でわかった。1月27日付。検察側は控訴しておらず、平成以降最悪の犠牲者数を出した殺人事件の死刑判決が確定した。

 昨年1月の1審判決によると、青葉被告は19年7月18日午前10時30分頃、京都市伏見区の京アニ第1スタジオにガソリンをまいて放火し、36人を殺害。34人を殺害しようとしてうち32人に重軽傷を負わせるなどした。

 1審では、青葉被告は起訴事実を認めた上で、京アニに応募した小説が盗用されたと思い、京アニに恨みを抱くようになったと説明。盗用は「闇の人物」の指示だったとし、刑事責任能力の有無や程度が争点となった。

 判決は、起訴後に被告を精神鑑定した医師の意見を採用し、青葉被告は「妄想性障害」だったと認定。妄想は動機の形成に影響した一方、ガソリンを使った放火殺人という犯行手段にはほとんど影響がないとして完全責任能力を認めた。

 判決後、弁護側と青葉被告本人が控訴。関係者によると、弁護側は、被告は刑事責任能力のない心神喪失の状態などだったとして、無罪を主張する方針だった。

 刑事訴訟法には、控訴取り下げの無効を申し立てる手続きの定めはない。しかし、過去には弁護人が取り下げの無効を裁判所に申し立てて争ったケースがある。青葉被告の弁護人の事務所は「取材は受けない」としている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください