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「社内転職」支援する「社内版ビズリーチ」…社員スキルと部署ごとの必要人材、生成AIが可視化

読売新聞 / 2025年1月29日 5時0分

インタビューに答える南社長(東京都渋谷区で)=佐藤俊和撮影

 転職サイト運営のビズリーチは28日、企業の人材把握を支援する新たなサービス「社内版ビズリーチ」を始めると発表した。社員のスキルや各部署で必要な人材を可視化することで「社内転職」を促し、人材の定着につなげてもらう。

 新サービスは生成AI(人工知能)を活用し、社員の経験や成果を記した職務経歴書のほか、社内の各部署が求める人材や能力を自動で文書化する。社内にどんなスキルを持った人材がいるのか把握しやすくなり、人材配置の最適化が期待できるという。

 転職市場が活発化する一方、多くの企業は人材流出を課題として抱えている。同社は新サービスを3年で1000社程度に導入してもらうことを目指す。人材の社内公募や社員のキャリア形成を後押しし、働きやすい環境づくりにつなげるとしている。

企業 選ばれる時代に

 ビズリーチ創業者で親会社ビジョナルの南壮一郎社長(48)が読売新聞のインタビューに応じた。「人材の獲得競争は激化し、企業が働く人を選ぶ時代から選ばれる時代になっている」と述べ、社内の適正配置を通じて人材流出を防ぐ取り組みが重要だと指摘した。

 国内労働市場で転職希望者が1000万人を超え、人材流出は企業の課題となっている。ビズリーチの調査によると、約6割の企業が「直近1年で退職者が増えている」と回答した。

 南氏は「採用だけではなく、人材流出を防ぐことも人材獲得競争の一部だ」と述べ、新サービスの売り込みを進める考えを示した。

 また「社員が働き続けたいような会社をつくることが経営の一丁目一番地になる」と指摘。「働き手の選択肢が広がることが、日本経済の新たな成長のけん引役になる」と語った。

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