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ロシア軍に加わる北朝鮮兵、前線の一部から撤退…4000人死傷で「2か月以内」増援情報

読売新聞 / 2025年1月28日 19時1分

金正恩氏(左)とプーチン氏(2023年)=AP

 英字ニュースサイト「キーウ・インディペンデント」によると、ウクライナの特殊作戦軍の報道官は27日、ロシア西部クルスク州で露軍に加わっている北朝鮮兵が一部の前線地域から撤退したと明らかにした。兵士の損害拡大を受け、後退した可能性がある。

 クルスク州には1万人以上の北朝鮮兵が派遣されており、西側当局者によると死傷者は約4000人に達したとされる。

 北朝鮮兵を巡っては、増援の動きが報じられており、再度戦闘に投入されるとの見方が多い。米ニューヨーク・タイムズ紙は22日、米国防総省高官の話として「2か月以内」に北朝鮮の追加派兵が行われる見通しだと伝えた。

 軍事オンラインメディア「ザ・ウォー・ゾーン」も22日、ウクライナ国防省の情報機関「情報総局」のキリロ・ブダノフ局長がミサイル部隊や砲兵が派遣される可能性があると述べたと報じた。ブダノフ氏によると、北朝鮮は露軍に対する兵器供与も拡大する構えだという。北朝鮮は過去3か月に170ミリ自走砲と240ミリ口径ロケット砲120台ずつを露軍に提供。今後も同規模の支援が継続するとみられている。

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