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ANA客室乗務員5人が飛行中に重軽傷、機体が乱気流に巻き込まれたか…羽田発ロサンゼルス行き

読売新聞 / 2025年1月28日 20時19分

全日空の機体

 国土交通省と全日本空輸は28日、羽田発米国ロサンゼルス行きの全日空106便(乗客乗員196人、ボーイング787―9型機)が飛行中に揺れ、客室乗務員1人(30歳代女性)が尾骨骨折の重傷、同4人(20~30歳代女性)が擦過傷などの軽傷を負う事故があったと発表した。乱気流に巻き込まれた可能性があり、米の国家運輸安全委員会が詳しい原因を調べる。

 発表によると、106便は8日午前10時40分頃(日本時間)、ロサンゼルス空港の北西100キロ、高度4300メートルを降下中に大きく揺れた。客室乗務員らは当時、乗客のシートベルト着用を確認していたという。乗客にけがはなかった。

 106便は15分後に無事着陸した。機材に不具合や損傷はなかった。

 重傷を負った客室乗務員は、現地の医療機関で仙骨挫傷との診断を受けたが、帰国後にさらに精密な検査を受けた結果、27日に尾骨骨折で重傷との診断が確定し、28日に航空事故として認定された。

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