1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

「ラブライブ!サンシャイン!!」とコラボの実証実験…ゲーム感覚で電柱撮影、データを設備保全に

読売新聞 / 2025年2月3日 10時50分

電柱撮影ゲーム「ピクトレ」の説明を受ける頼重市長(左)(沼津市役所で)

 東京電力パワーグリッドなどが2月1日から静岡県沼津市で、参加型社会貢献ゲーム「PicTree(ピクトレ)ぼくとわたしの電柱合戦」の実証実験を始める。参加者が電柱などを撮影するゲームで、撮影データが電力設備の保全に役立てられる。群馬県、東京都に続く全国3例目で県内初。沼津では、人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」とコラボした企画で人気を呼びそうだ。

 東電管内には約600万本の電柱があり、見回りなどの保全経費に年20億円を支出しているという。ゲームは、市民に楽しみながら、保全活動に協力してもらおうとゲーム会社などと協力して開発した。

 ゲームは専用アプリで行う。参加者は3チームに分かれ、電柱などを探してアプリ内の地図のアイコンをタップして撮影。電線のアイテムを使ってチームの電柱をつなぎ、つないだ長さのポイントを競う。撮影した画像は、東電の保全部門が異常がないかを確認する。これまでに鳥の巣の除去や電柱の傾きの発見につながったケースもあったという。

 チームランキングのほか、個人ランキングもある。獲得したポイントはアマゾンギフト券、暗号資産、アクリルスタンドやTシャツなどラブライブ!サンシャイン!!の限定グッズと交換できる。

 東電によると、沼津市内には約3万本の電柱があるという。ゲームは4月27日まで、市内全域を5エリアに分け、エリアごと5シーズンにわたって開催される。宝物が隠された電柱も設定されており、ポイントアップのチャンスもある。

 実験開始前に、東電関係者らが沼津市の頼重秀一市長を訪問し、実験内容などを説明した。頼重市長は「ゲームツーリズムの新しい試みになるもので、アニメファンだけでなく、新たな観光客の呼び込みにもつながりそうだ」と期待感を示していた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください