「体の仕上がりも順調」、今年は３割と全試合出場に挑戦…千葉ロッテ・佐藤都志也コラム

開幕に向けて意気込む佐藤選手（球団提供）

フロム都志也

　千葉ロッテマリーンズの佐藤都志也です。今年のコラムを担当させていただきます。よろしくお願いします！　

　出身は福島県いわき市です。祖父とのキャッチボールや野球観戦をきっかけに野球をはじめました。高校は聖光学院（福島）に進学し、卒業後は東洋大へ。２０１９年にドラフト２位で千葉ロッテマリーンズに入団しました。

　プロ５年目となった昨年は正直、「出来すぎかな」と思うようなシーズンでした。ホームラン以外はキャリアハイを残せましたし、目標にしていた規定打席にも到達できました。獲（と）りたかった「ベストナイン」にも選んでいただき、すごく嬉（うれ）しかったです。

　良かった要因としては、試合に対しての気持ちの作り方、良い意味での余裕の持ち方だと思います。気持ち次第で疲れ方も全然違ってきますし、プレーにも表れます。心と体への力の入れ具合を少しずつ覚えてきたことで、昨年になってやっと落ち着いてプレーできるようになったのだと思います。

　そんなシーズンでしたが、後半に少し失速してしまうなど、まだまだ詰められるところもあったかなと思います。このオフでは、１年間しっかり戦える体力を鍛えようとトレーニングに励んできました。

　１月から鴨川市でタムさん（田村龍弘捕手）と稔弥（中村稔弥投手）と一緒に自主トレを行い、体幹トレーニングや打撃練習など、体をいじめ抜いてきました。自主トレ期間は貸し切りのコテージで生活を共にし、体を絞るために鶏肉を使った鍋ものを中心にするなど食事にも気を使ってきました。そのおかげで、体の仕上がりも順調です。

　今年は昨年以上に個人の成績も求められると思います。打率３割の達成や１４３試合全試合への出場に挑戦していきたいです。チームの勝利に貢献し、悲願のリーグ優勝ができるように頑張ります。