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米軍にトランスジェンダー認めず…トランプ氏署名、新規入隊など制限か

読売新聞 / 2025年1月29日 7時10分

トランプ氏=ロイター

 【ワシントン=阿部真司】米国のトランプ大統領は27日、心と体の性が一致しない「トランスジェンダー」に関する大統領令に署名し、ヘグセス国防長官に新たな対応方針の作成を命じた。両氏ともトランスジェンダーに否定的な考えを示しており、新規入隊などが制限されるとみられる。

 大統領令は軍の使命について「世界で最も強い戦闘部隊として、国民と祖国を守ることだ」と強調し、出生時の性別と異なる性自認を表明することは「軍の活動に必要な厳格な基準を満たすことができない」と一方的に定めた。

 トランプ、ヘグセス両氏はこれまで、軍が進めてきた女性や少数派に配慮する「DEI(多様性、公平性、包括性)」の取り組みが軍を弱体化させていると批判してきた。入隊制限にとどまらず、すでにトランスジェンダーで軍務についている兵士に対しても何らかの措置を取る可能性がある。

 トランプ氏は第1次政権でもトランスジェンダーの入隊を制限し、バイデン前大統領がこれを撤回していた。今回はトランプ氏がバイデン氏の方針を覆した。

 軍の取り組みを巡っては、トランプ氏はこの日、イスラエルの対空防衛システムにちなみ、米国版の「アイアン・ドーム」の開発を命じる大統領令にも署名した。

 イスラエルの場合、レーダー網でドームのように都市を覆い、敵のロケット弾を迎撃する。トランプ氏は昨年の大統領選でも導入に意欲を示していたが、どのような敵からの攻撃を想定しているか明らかになっていない。

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