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トランプ氏、ネタニヤフ氏と近く会談「2国家解決」など議論へ…ガザ住民の移住案を改めて主張

読売新聞 / 2025年1月29日 9時0分

トランプ大統領=AP

 【ワシントン=池田慶太】米国のトランプ大統領は27日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と近く米国で会談し、イスラエルとパレスチナが共存する「2国家解決」など中東地域の今後について議論すると明らかにした。パレスチナ自治区ガザの住民を周辺国に移住させる自らの提案を巡っても意見を交わす可能性がある。大統領専用機内で記者団に語った。

 両首脳の対面会談が実現すれば、トランプ氏の就任後初めて。イスラエルとイスラム主義組織ハマスの停戦合意の履行状況などを確認するとみられる。

 トランプ氏はガザについて「何年も地獄のような場所だった。パレスチナ人を混乱や革命、暴力のない地域に住まわせたい」と記者団に述べ、ガザ域外への移住を改めて提案した。

 エジプトのアブドルファタハ・シシ大統領と電話で会談したと明らかにし、パレスチナ人を受け入れるようエジプトやヨルダンに期待を示した。「彼(シシ氏)は友人だ。我々を助けてくれるだろう」と語った。

 トランプ氏の提案に対し、ハマスは発言の撤回を求めて反発した。ロイター通信によると、エジプトやヨルダンも否定的な見解を示している。

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